デジタル印刷機導入の理由
当社は新型コロナウィルスの人流抑制の影響で、福岡・沖縄において土産物・食品事業者など主要取引先からの段ボール受注が激減し、自社生産量が減少しました。加えて価格優位性の高い大手段ボールメーカーの小ロット市場への参入が加速し、業界内の競争が激化、収益性はますます低下しております。
現状打破のため2020 年 3 月に用途開発チームを立ち上げ、主に自治体向けの段ボールベッドなど梱包材用途以外の需要の取込みに成功。
それをきっかけに 「 梱包材以外の段ボール市場の開拓 」 に大きなビジネスチャンスがあると考えました。
そもそも段ボールには、運ぶ・守る・伝えるという3 つの役割があると捉えております。その中で「伝える」ことに着目し、従来のフレキソ印刷ではどうしても限界を感じ、九州業界内初となるデジタル印刷機の導入を決断しました。今後、持続可能な社会を築くため、木製品・プラ製品がメインの販促・販売用品の段ボールへの切替など、環境負荷低減への取組みを通じ、社会に貢献したいと考えております。
キーワードは、ダンボールを「運ぶ」から「使う」へ転換する為のビジネス展開を
見せる( 伝える )部分に特化したいと考えたとき、シングルパス機や他メーカーの機械よりもRevo2500Wでプリントされたものが美粧性により優れていた 。CMYK4色に更にオレンジ・グリーンをプラスした6色で、色域と鮮やかさが会社のイメージにマッチした。しかもマルチパス機にもかかわらず大サイズ3列ヘッドで一回に印刷できる幅が336mmと高速にプリントできるのも魅力でした 。
CMS オプションで特色の再現
今まで無かった市場をデジタル印刷ワークローを活用して開拓をしていきたい
今までになかった市場に、どのように開拓して作って行くか、どのように周知して行くか、可能性は無限大である 。段ボールを運ぶものから使うものとして考えたとき、
デザイナーや広告代理店なども様々な製品開発に乗り出すであろう。段ボールの特徴である大サイズの印刷も他の印刷方式にくらべて工程の短縮などおおいに優位性が示される。更なる営業展開が楽しみである 。
段ボール製造デジタルワークフロー
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デジタル
印刷Revo 2500W -
表面ニス
加工ニスコーター機 -
カッティング
加工Kongsberg -